派遣社員と責任感

こんにちは、ふくここです。

早いもので今年も半年が過ぎようとしています。

時代も変わり早１ヶ月。

梅雨入りもした今日この頃、いかがお過ごしでしょうか？

さて、私も転職して４ヶ月になりました。

相変わらず、外資特有の「放牧」感を楽しみながら

マイペースで仕事をしております。

しかし、「放牧」されているという事は、

ある程度の業務を任されているという事で、

実際に、最近はいろいろと質問責めに合う事も増えました。

質問責めというのは、「どうしてこうしたの？」という類のものです。

答えは簡単。

「前任者から言われたので」

ごく一般的に、派遣社員は（特に事務職系は）

あまり例外のないルーティンワークを行う事が多いです。

自分で判断や決断をしなくてはならない業務は、基本的にありませんでした。

常に決められた業務フローに基づき、（その中で判断する事はありましたが）

例外的要素については上長の指示をもらいます。

派遣社員の「この件はどう処理したらよろしいのでしょうか？」

という質問に対して、上長は常に指示命令をするわけです。

しかし、現在の職場は「放牧」状態のため、

派遣社員が行う業務にもかなりの「判断・決断」を要します。

なんと表現すれば良いのかわかりませんが、

結構ウェイトが重いのです。

なので、着任した当初に社員さんだと思っていた方のほとんどは、

実は派遣社員だったのです。

そのくらい、業務差があまりありません。

考え方次第では、派遣社員であるにも関わらず、

社員さんと変わらない業務をさせてもらえる事は、

やり甲斐にも繋がるし、またキャリアアップにもつながります。

私も、最初はビクビクしていましたが、

最近は大きな顔で（笑）業務をこなしております。

そんな中、ある事件が起きました。

直接関わってはいなかったので、具体的な内容はわかりませんが、

「放牧」ならではのあるある事件です。

つまり、派遣社員がミスをしてしまったのです。

それも、比較的大きなミスを。

ただ、私がいう「事件」はこの事ではありません。

渦中の派遣社員の方が言っていた一言に衝撃を受けました。

「誰に聞いてもわからないって言うの・・・」

えっ？！

どうしたらいいのかわからないよ〜と泣いていました。

詳し事は聞いてはいませんが、

どの社員さんに聞いても何も指示してくれないとの事でした。

本来であれば、このように派遣社員が業務処理に迷うような状況を出してはいけないと思います。

なので私はその方に「放っておきなよ」と言いました（笑）

確かに、今の職場では、ある程度深いところまで派遣社員も入り込んではいます。

しかし、ここまでやって下さいというのが今の職場から請け負った業務であり、

更にそれ以上のことに対しては、私はやりません。

ですので、冒頭の質問責めにあったとしても、

前任者から引き継がれた通りにやってますが、何か？

と、それ以上については話をしないようにしています。

そこまで「責任を取る」という契約はないからです。

と言うと、無責任な感じに受け取られそうですが、

そもそも「派遣業務」とはその程度のものなのです。

契約で決められた業務範囲に対して、

派遣先の希望に応じるという責任はありますが、

業務そのものに対する責任感を強く持つ必要はありません。

持つならむしろ「やり甲斐」の方がいいと思います。

それから、当たり前ですが、ミスをなるべくしないこと。

ただし、完璧な人なんて存在しません。

人は必ずミスをします。

だから、ミスをしないように創意工夫していくことは大切です。

結局、その方は4月末で辞めてしまいました。

まあ、仕事が合わなかったのか、理由はわかりませんが・・・

「無責任」と思われるのが怖くて、

『変な責任感』を持ってしまう派遣社員の方がいます。

しかし、過剰な責任感は派遣社員には必要ありません。

毎日、決められた業務を真面目にこなし、

適度なコミュニケーションをとっていれば、

それで十分だと思います

そして、もしも社員さんに的確な指示をもらえなく、

路頭に迷うようなことがあれば、派遣会社にすぐに伝えて下さい。

それでも改善されないようであれば、

派遣先を変える方がいいと思います。

派遣社員にとっての責任とは何か。

まずは決められた契約期間を守ること。

契約内容に基づいた業務を行うこと。

そして「派遣社員」としてのメリットを十分に活かすこと！

みなさんにとっては、いかがでしょうか。