今回は、ご質問をいただいた件について私の見解をご紹介したいと思います。
ご質問の内容
・気持ちを割り切ってしまっている(自分は望んでいない)
ざっとこのような内容でした。
つまり、派遣社員として働いくことに「価値」はあるのか?という疑問を持ってしまったようですね。
私は、派遣社員として働くことにも「価値はある」と思っています。
「派遣」を選んだ理由は?
現在派遣社員として働いている方も、少なからず「正社員」として働いていた経験はお持ちだと思います。
もちろん私にも「正社員」だった時代がありました(笑)
では、なぜ「正社員」から「派遣社員」へ切り替えたのかというと、それについては以前も書いておりますが、「期間を限定して働きたかったから」です。
「派遣」の雇用は予め契約で期間が決まっているので、いつからいつまで働きたいとう都合に合わせることが可能です。
それにより、フランス留学前の数ヶ月間を無駄にすることなく、渡仏ギリギリまで働くことができました。
「正社員」から「派遣社員」へ切り替えるタイミングや理由は、人それぞれあると思います。
つまり、「派遣社員を選択した理由」があるはずなんですね。
このように、理由は変わっていってもいいのですが、最終的に「だから派遣社員として働いている」という結果に辿り着かなければなりません。
なぜかというと、そこに価値を感じているからです。
社員と派遣の差を感じてしまう
正社員から派遣社員へ切り替えた直後は、正社員時代の感覚のまま仕事をしがちです。
そして、権限や責任の違いや差を感じて「自分ならもっとこうするのにな」と感じることもあります。
もしそう感じてしまっているのなら、それは「派遣社員」でも「正社員」と同じ仕事をすることに価値を置きたいのだと思います。
それなら、そのような職場を探すだけですよね。
実際にそのような職場を経験したことがあります。
もちろん、正社員は会議に出席したり出張したれ、フレックス勤務や在宅勤務ができましたが、業務内容に差があるとはあまり感じませんでした。
逆に、俗にいう「派遣の仕事」と決められた仕事を淡々とこなす方がラクでいい!と言う派遣社員だっています。
このように、派遣社員として働くことを選んだ理由が絶対にあるはずで。
また、派遣先も、決まった業務を黙ってしてくれればいいというところもあれば、自発的に動いてくれる人がいいというところもあります。
「派遣」という仕事も多種多様なんですね。
だから「派遣」であっても「どんなふうに働きたいか」は選べるし、そこに「派遣として働く価値」があるのではないでしょうか。
気持ちを割り切ってしまている(自分は望んでいない)
正社員から派遣社員へ転身した直後は、どうしても「やりたいことがやれない」というフラストレーションを感じてしまうという悩みが多いようです。
特に、正社員と派遣社員の業務内容がはっきりと区別されていたり、「派遣社員の仕事」という決まりきったルーティン作業しかない場合に感じやすいと思います。
「本当はもっとバリバリ働きたい!」と思いつつ、派遣だから仕方ないやと気持ちを割り切るしかない。
けれど、ロボットのように働いている自分に嫌気が差す・・・

あーわかる。私もそう感じる時期がありました!
アドバイスとしては、むりに「派遣社員」を続ける必要なないと思います。
もちろん、正社員を辞めて派遣に転身したには何かしらの理由があるかと思います。
しかし、いざ派遣社員として働いてみて、やっぱり自分には「正社員」の方が向いてると思えたら「派遣社員」をしている理由はないですよね。
その場合は「正社員」として働けばいいだけです。
と言うとちょっと冷たいので、ふくここなりのアドバイスをお伝えしますね。
人間の強みを活かそう
「派遣社員の仕事」と言われる単調なルーティン作業を淡々とこなすだけの業務は、やり甲斐を感じることも少なく、退屈に感じてしまうかと思います。
相談者様のように、自分がロボットになったみたいと感じる人も多いし、それを肯定しながらも心の底では「そんな自分は嫌だ」と思ってしまうものです。
そんな時にぜひやってみたいのが、人間としての強みを活かす方法です。
それはずばり「気配り」です!
一番簡単な気配りは「挨拶」と「笑顔」だと思っています。
ペッパー君は挨拶や「何か困ってることはありませんか?」と言ってくれますが、ニコっと笑うことはできません(笑)
そして「挨拶」ができる人、いつも「笑顔」でいる人って、やはり「感じが良い」印象を与えることができます。
余裕があれば「声かけ」をしてみても良いと思います。
それは、仕事のこととは関係なくてもOKです。
「ちょっと顔色悪いですが、体調悪いんですか?」とか、ロボットは絶対に言えません。
もちろん仕事に対しても「業務改善」を提案してみるなど声を出してみても良いかと思います。
また、毎日同じでつまらないなぁ〜と感じてしまう業務でも、何かしら異なる点があったりします。
そういった小さな違いを見つけては、大袈裟にリアクションしてみました。
すると、なんか楽しくなってくるんですよね。
楽しくなってくると自然と笑顔も出るので、気がついたら自分の周りに人が寄って来ました。
誰だって、いつもニコニコしている人と話たいと思うものです。
そうしている間に、別の仕事を頼まれたりと社員さんとのコミュニケーションも取れるようになってきます。
即戦力とスキルを意識する
派遣という仕事に価値はあるのか?という価値観に、世間体などが含まれることもあります。
その場合でも、私は「価値がある」と堂々と言えます。
なぜなら、派遣社員は常に「即戦力」を求められるからです。
正社員の中途採用なら未経験でもチャレンジできますが、派遣社員はそうはいきません。
採用後は即戦力として活躍を期待されています。
つまり、それだけのスキルを持っていると言うことです。
実際に、パソコンスキルは正社員よりも優れている派遣社員さんは多いです。
ただ、正社員でも派遣社員でも、実際に実務をやってみないとなんとも言えないということもあります。
その場合は、努力してスキルアップを目指しました。
たかが派遣ですが、されど派遣。

派遣社員はスキルが武器!
スキルアップをし即戦力で働ける。
これも「派遣社員の価値」だと思います。
まとめ
人は誰しも意識していようが無意識だろうが、心の奥で人生の選択をしています。
すべての出来事に、明確な理由や答えがなければいけないという訳ではありません。
しかし、実は明確な理由や答えがちゃんとあるんです。
それがわかった時、そこに見出せる「価値」を感じるか感じないかで次の選択をします。
あなたが「派遣社員」をしている理由はなんですか?
そこに、価値を見出せていますか?
人生は一度きりです。
限られた時間を価値あるものにしていきましょう!
少しでもお役に立てたら幸いです。
では、また。
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