「契約満了」って何ですか?
派遣社員にとっての最大の恐怖は、何と言っても「契約満了」です!
「契約満了」って最初は何のことだかよくわかりませんでした。
簡単に言うと「クビ」です!
派遣契約に関するおさらい
派遣社員は、契約を更新していくことで業務を続けておりますが、
契約を更新する際にはいくつかの決まりがあります。
その中でも一番重要なのが、タイミングです。
通常、契約が終わる30日以上前に、双方での合意が必要とされています。
これは、労働契約法で決められていることです。
※もちろん、このルールは派遣社員自身にも当てはまります。
もし、自分の意志で契約更新をしないのであれば、
必ず終了期間の30日以上前には申し出ないとなりません。
つまり、派遣社員は数ヶ月に1度、リストラの危機があると言うことです。
「契約満了」になってしまったら
この「契約満了」。
実はわたくし3回経験しています。
自分では続けるつもりでしたので、いきなりの「クビ」はやはりショックでした。
1ヶ月後には職がなくなるわけですからね・・・
では、もし「契約満了」されてしまったらどうしたらいいのでしょうか。
ますは何と言っても落ち着いてください!
ショックでパニクるんだけどね。
経験したから、わかるわぁ・・・
いきなりの事なので、精神的なダメージを受けることがあります。
まずは落ち着いて冷静さを失わないようにしましょう。
とは言え、最初に経験した時は、
その場にいた派遣担当者に八つ当たりしましたけどね(笑)
派遣担当者が悪いわけではないのですが、ショックというか怒りというか・・・
そのような感情が湧いてきました。
「毎日真面目に働いてきたのに」そんな思いで泣きたくなりました。
しかし、契約なのでどうしようもありません。
泣いてもすがっても、終わりと言われたら終わりなんです。
決められた期間までしっかり働く
「自分はもう必要とされていない人材なんだ・・・」
私が最初に思った事です。
もう自分を必要としてくれない職場なんかどうでもいい。
とにかく、次を探さないと・・・
いちばん最初の時は、もう不貞腐れ状態です。
しかし、何回か経験してると(そんなに経験したくない事ですが)
わかってきた事があるんです。
それは、「誰も悪くない」ということ。
会社は組織です。
組織改編や人事配置の変更なんかはよくある事です。
そんな、自分ではどうする事もできない状況があるのです。
会社の人だって、好き好んで辞めさせようとは思っていません。
たまたま、自分が派遣社員という「立場」で仕事をしていただけなんです。
立つ鳥跡を濁さず!
仕事は最後までしっかりやりましょう。
自分の身は自分で守る!
通常、派遣先の都合にて「契約満了」になった場合、
派遣会社も優先的に次の仕事を探してくれます。
派遣会社は、登録しているスタッフが就業してくれる事により、
マージンを得て成り立っているわけですから、
当たり前ですが、率先して働きに出したいわけです。
わたしゃ出稼ぎかい・・・
ですので、とにかくいろいろヒアリングされます。
「次の仕事はどんなところがいいですか?」などなど・・・
しかし!
実際に自分のために動いてくれる担当者は、そんなにいませんでしたね。
紹介してはくれるものの、ほとんどが条件に合いませんでした。
挙げ句の果てには「今はあまり案件がないんですよ」と言われるだけ。
できるだけ間を空けずに働きたければ、
自分で探すことをおすすめします!
自分の身は自分で守る!
誰も悪くはないけれど、誰にとっても「他人事」には変わりありません。
”かわいそう”とか”残念だね”と同情はしてくれますが、
全ては他人事です。
同情するなら、仕事くれ!私、働けますから!
と言いたくなる事が多かったです。
まあ、いろいろありますが(笑)
運良く、仕事が終わる日はすでにわかっているので、
スタートの時期もはっきりとしています。
そして、面接時の転職理由でも「会社都合で契約満了となったので」
と堂々と言えるんですよ。
これは結構プラスな面です。
なぜなら、明らかに「自主都合」よりか印象がいいんですよね。
※自主都合でもスキルアップを目指すため等の理由は印象がいいです
勤続期間を継続させたいのであれば、
同じ派遣会社の案件で探すといいですね。
ポイントは、違う支店の案件もチェックする事。
支店が違うと、担当している企業も異なります。
また、派遣会社を変えてみるというのもありです。
この機会に、興味があった業界で探してみたりもできます!
あれ?
こうしてみると、なんだかすごい「チャンス」ではないですか?
何回か経験したから言えます。
まとめ
自分の意志に反して「契約満了」となってしまった場合
”ここでの仕事はもう終わり。自分には新しい可能性があるんだ”
私はそう思って、さらなるスキルアップを目指すようにしてきました。
世の中からはじき出されてしまったように感じたり、
自分には能力がないんだと落ち込んでしまう人もいます。
誰も「あなた自身」を否定してはいません。
たまたま「状況」がそうなっただけです。
もちろん、こんな経験をしない方がいいに越したことはありませんが、
私は経験したことにより、学んだこともありました。
全ては学び。
そう思って次を目指しましょう。
厚生労働省より。派遣で働くときに特に知っておきたいこと(PDF)
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