前回は、自己都合で辞める時のポイントを書きましたが、では実際に辞める時になんて言えばいいのでしょうか?
「辞める」と言えるタイミングは?
派遣業務を辞める時は、何度も言いますが、必ず契約期間を守りましょう。
(ただし、これも前回書きましたが、身体に影響が出るほどの悪い状況の時は別です)
派遣社員は一定の契約期間があり、その契約を更新していくことで仕事を続けていきます。
なので、その更新確認時期が、辞めるタイミングとなります。
通常は、契約が満了する1ヶ月以上前に申し出ます。
派遣会社の営業担当者と面談する際に、契約を更新しないと告げればいいだけです。
派遣営業担当者には、本当のことを言ってもいい
私の場合ですが、派遣会社の営業担当者には、自分の意見や感情は隠さず話しています。
もちろん、それなりの信頼関係を見出してからですが・・・
この人はちょっと・・・って人もいるけどね
派遣会社は、登録している派遣スタッフが派遣先企業で就業することにより、そのマージンで成り立っています。
派遣スタッフが辞めるということは、派遣会社にとっても損失となるわけです。
そのため、時には派遣会社の方から「辞めないで」と言われることもありました。
「辞めないで」というのはあまりにも直接的なので、「せっかくのキャリアがもったいない」とか、「もう少し頑張れない?」というような言い方をする人もいました。
契約期間さえ守れば、誰に何を言われようと、自分の意志が優先されます。
また、派遣会社の担当者から「辞める理由」をヒアリングされることもあります。
この時、自分が思っていることがあれば、正直に言ってみましょう。
・職場の環境が合わない
・思っていた仕事とは違った
・業務内容が時給と見合わない・・・など
いろいろな理由があると思います。
中には大人気ない理由もあるかと思います。
そんな理由で?!と思われるかな・・・と遠慮する必要はありません。
辞める理由が役立つこともある
辞める理由を隠さず話すことは、実はいろんなことに役立ちます。
まずは自分自身に「辞める」という自覚が芽生えます。
仕事を「辞める」時って、ものすごく悩むし迷うよね。
いざ、「辞めよう!」と思っても、他人事のような気がしたり・・・
自分の思うこと、胸の内を話すことで「辞める」という実感が湧いてきます。
そして、次のステップへと前向きになることができます!
しかし、ここでひとつ注意しなければならないことがあります。
辞める理由(辞めたい理由)は、派遣会社の担当者には隠さず打ち明けてもいいのですが、職場の人(派遣先の社員の方)への「辞める理由」は慎重に選ばなければなりません。
これは、派遣会社の担当者と相談して決めると良いかと思います。
例えば、派遣先の職場環境・人間環境に問題があり、以前同じ理由で何人も派遣社員が辞めているような場合は、その理由を素直に派遣先へ伝えた方がいいです。
でないと、また同じ理由で別の派遣社員が辞めていきます・・・
これは、かなり酷い状況の場合ですが、結構あり得ることなんです。
一番ベストな理由は
実は、派遣社員歴10数年の私ですが、自己都合で辞めたことはあまりないんです(笑)
元から短期間だったり、会社都合だったりというケースが多かったのですが、それでも何回かは自己都合で退職したケースもあります。
派遣社員だって、日々仕事していればいろんなことに遭遇します。
ストレスだって溜まるし、職場の社員に意地悪されることもあります。
比較的職場に恵まれていた方でしたが、一度だけ、どうしてもこの人が嫌い!という理由で辞めたことがあります。
その嫌いな人は、派遣社員(派遣会社は別)だったのですが、まさに「勘違い派遣社員」だったんです。
そんな時、私が使った理由はこちらです。
この時、本当の理由を打ち明けなかったのには、2つの理由があります。
まずは、
・嫌いな相手が「派遣社員」だったから
もしその人が「正社員」だったら、正直に述べていたと思います。
なぜ「派遣社員」だったから濁したのかと言うと・・・
私の嫌いという個人的な感情により、その「派遣社員」が解雇になったら、派遣先にも申し訳ないし、たとえ嫌いでも「彼女」にも申し訳ないと思ったからです。
(周りから嫌われていましたけどね・・・)
2つ目の理由は、
・前向きな理由には攻撃される要素が少ないから
人間の心理というのでしょうか・・・
キャリアアップしたいという人に対して、「頑張れ」しか言えないですよね(笑)
特に業務内容や、他の人達との人間関係には問題はありませんでしたので、本当に、個人的な感情だけでした。
自分でも大人気ないな・・・と感じちゃったわよ(笑)
言わなくていいことは、言わないでおく。
これも大きなポイントです。
まとめ
派遣社員には、契約更新というタイミングが必ずあり、比較的容易に転職することができます。
いざ転職しようとした際、忘れてはいけないことは、どんな理由にしろ今まで働かせてもらった職場に感謝することです。
嫌いな人がいても、それにより必ず何かを学んでいるはずです。
「辞める理由」は立つ鳥跡を濁さずを意識して、慎重に選びましょう。
オールマイティーなのは「キャリアアップ」です。
自分のためだけではなく、お世話になった職場にとってもプラスになるような「理由」を見つけ出すことがベストです。
派遣会社の担当者とじっくり相談して、ベストな「理由」を見つけてみて下さいね。
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